こんにちは!超生産性チャンネルの「やすまる」です!
このブログでは、仕事における生産性を格段に向上させる情報を発信しています!
今回は新しくリリースされたChatGPTのプラグインについてご紹介します!
ChatGPTプラグインとは?
ChatGPTプラグインとは、ChatGPTがさまざまなサービスやツールと相互作用できるようにする新機能です。
OpenAIからもウェブ検索と連携したウェブブラウジングプラグインを提供していますが、
その他にショッピング、不動産、株式、旅行、食事などのさまざまな業界やビジネスニーズに対応した100以上のOpenAI以外から提供されているサードパーティ製プラグインも存在します。
日本で有名な飲食店の情報サイト「食べログ」からもプラグインが提供されており、
この「食べログ」のプラグインを入れて、「六本木周辺でランチできる場所教えて」とChatGPTへ聞くと
店舗情報に加えて、食べログスコアやジャンル、画像などを一緒に出してくれます。
ChatGPTプラグインを使えるのはChatGPT Plus加入者のみ
現時点で、プラグインを利用できるのは『ChatGPT Plus(月額20$)』の有料プラン加入者のみです。
プラグインのためだけに有料プランに加入するのはもったいないと思いますが、 ChatGPT Plusは、回答精度の高いGPT4や最新の情報を収集できるwebブラウジング機能も使えるので、日頃ChatGPTを使ってる方は加入をお勧めします。
プラグインの設定方法
プラグインの設定は、画面を開いてモデルを選択する時、GPT-4に切り替えると
「Default」「Browsing」「Plugins」を選択できるので、一番下の「Plugins」を選択します。
すると、「No plugins enabled」という表示が出てくるので、その表示をクリックします。
次に「Plugin store」という表示をクリックします。
すると、以下の画面が出てくるので、ここから使いたいプラグインを選択してインストールのボタンを押します。
設定は以上です。
プラグインは最大3つまでセットできます。
4つ以上をインストールすることもできますが、インストールしたプラグインの中から使いたいプラグインを3つまで選択して使うことになります。
なので、実行したい内容に合わせてプラグインを都度変更する必要があります。
使ってみて、いつもの業務でこれは使えそうだなって思ったプラグインを紹介します。
World News
ニュースの見出しを要約します。世界中のさまざまな情報源から最新ニュースを入手できます。
例えば、以下のようなプロンプトで指示を出すと
直近1週間の生成AIに関するニュースをまとめてください
ブログ記事として掲載したいので、記事タイトルとその下にその記事の概要を記載した形で出力してください
記事は5つ以上書いて欲しいです
このような形で回答が返ってきました。
これをそのまま使って簡単なニュースブログを作成したりとかTwitterで発信したりするのに便利なプラグインです。
Show Me
このプラグインは、情報をツリー構造(ダイヤグラム)のチャートで出力してくれるプラグインです。
情報を構造的に整理したい場合は、このプラグインを使うと構造的に情報が可視化されますので、情報整理に役立ちます。
例として、「飲食店の売り上げを伸ばすためのマーケティング施策をツリー構造で書き出してください」このようなプロンプトで指示を与えると、以下のような出力結果が返されます。
このツリー構造のグラフを修正したい場合は、真ん中太字の
「このダイアグラムをオンラインで編集したい場合はこちらをクリックしてください。」
をクリックすると、編集画面に遷移するので、そこで修正を加えられます。
Zapier
Zapierとは、タスク自動化ツールです。
Zapierは、単純ながら手間のかかる作業を自動化してくれるツールで、ビジネスツールやアプリを連動させて、生産性の低い作業を自動的に処理します。Zapierは、5000種類以上のアプリに対応しています。
今回のプラグインの中で私が一番感動したプラグインがこれです。
ChatGPTの弱点は、考えることはできても実際のアクションを起こすことはできないという点でした。
ですが、このZapierプラグインを入れることによって、ChatGPTで考えて作成された文章をそのままアプリケーションで実行することが可能になりました。
AIの脳みそに身体が追加されたイメージです。
最強すぎて、「虎に翼」「鬼に金棒」です。
で実際にどのようなことができるのかというと。
例えば、ChatGPTで上司に対して会食のお礼を述べるメールを作成する場合
こちらの部分をクリックすると編集画面に移ります
あとは「Run」のボタンを押せば、この内容で送信できます。
わざわざコピペする必要がなくなるので、ひと手間が無くなり、スムーズにメール配信できます。
ちなみに、このようにChatGPTと他のアプリケーションを連携するためには、
事前に、ZapierのOpenAIのページでアクションを設定しておく必要があります。
その他にも様々なアプリケーションと連携することができるので、ExcelやOutlook、Twitterなどを設定して
いろいろ試してみると、かなり業務効率が向上すると思います。
Link Reader
このプラグインは、ウェブページやPDF、PPT、画像、ドキュメントなどのリンク経由で読み込める情報を取得するプラグインです。
プラグインには、Ask Your PDFのようなPDF読み込みに特化したプラグインもありますが
このプラグインを入れれば、リンク上のPDFも読み取れるので、これ一つでよいかもしれません
研究発表の資料や学会の資料などPDFで公開されている様々な資料のリンクを記載し、そのリンク情報を読み取ってもらうように指示を出せば、チャットGPTはその内容を読み取り指示に従って対応を行うことが可能になります。
例として、ChatGPTによる生産性効果を研究した14ページの論文のPDFを読み取って要約してもらいます。
長めの文章でもしっかり読み取られているようです。
今まで時間をかけて様々なPDF資料やウェブサイトを読み込んでいた作業も、
まずはChatGPTを使って要約した内容を読むことで、簡単に要点を把握できます。
また、ある程度要点をつかんだ上で資料を読むことで、内容理解も進みやすくなります。
そして、論文などの難しい単語や難しい内容が書かれている資料については、ChatGPTに「一般の人でも分かる単語や文章で要約して」と指示を出せば、難解な論文でも意味をしっかり理解できます。
ということで、情報収集に関しては、このプラグインを使えば効率的に読めるので、かなり生産性が上がると思います!
ちなみに、このプラグインは常に有効にしておいても良いと思います。
なぜなら、他のプラグインと連携させることで、さらに様々なアクションが可能になるからです。
先ほどお伝えした「Show Me」と掛け合わせる場合、整理したい情報をWeb経由で集めてきて、その集めた情報をツリー構造のグラフ(ダイヤグラム)で出力することができます。
他にも「Zapier」と組み合わせれば、整理した情報をすぐにメールで送ったりとか資料に落とし込んだりとかも可能になります。
Yabble
このプラグインは、SNSやグローバルトレンドからのデータ収集と分析を実行してくれます。
また、データ収集以前のアンケート等の調査設計もサポートしてくれます。
つまり、今まで行っていたアンケート調査について調査会社を通さずに自動的にインサイト導出までできるというプラグインです。
例として「ChatGPTの利用状況そしてビジネスへの活用意向について調査したいです。 まずはアンケート内容の調査設計を行ってください。」と指示します。
するとこのように質問項目が提案されました。
今回はこのまま質問を実行してもらいます。
結果としては以下のような形で出力されました。
パーセンテージや実数などの具体的な数字は書かれていませんが、ざっくりとした洞察は出力されました。
これだけで調査完了とはいきませんが、一度このプラグインを使って結果の方向性を確認することで、
実際に行う調査設計の参考になると思います。
以上が個人的におすすめなプラグインです。
現時点では、まだ140種類程度しかありませんが、これからどんどんと様々なプラグインが登場してくると思いますので、便利なプラグインを見つけたらこの場で情報を発信していきたいと思います!