【ChatGPT入門】ビジネスでのChatGPTの使い方

こんにちは!超生産性チャンネルの「やすまる」です!

このブログでは、仕事における生産性を格段に向上させる情報を発信しています!

今回のテーマは、2023年に入ってから急速に話題になっているChatGPTです

私が初めて使ったとき「ええぇぇぇ!すご過ぎるぅぅぅ!まるでSF映画の世界じゃん!」と思わず叫んでしまいました(笑)

私は10年以上前から仕事でデータ分析、機械学習などのテクノロジーに触れてきましたが

このChatGPTを使った時の衝撃は、iPhoneを初めて使った時くらいの衝撃を感じました

ちなみにChatGPT(GPT3.5以降)の前身のGPT3.0を1年以上前に使ったのが始めてで、精度は現時点のバージョンほど良くなかったですが、それでも十分に感動しました

今ではこのChatGPTもGPT4.0になり、精度もかなり向上したので、そろそろビジネスへの活用も視野に入ってきたかなって思います

実際に、MITの実験でニュースリリースや簡単な報告書作成などの作業時間がChatGPTを使用しなかった人に比べて平均37%も速くタスクが完了し生産性を大幅に向上したという結果もあります

ちなみに、この実験では仕事の満足度も20%上昇したとも報告されています

なので、今すぐにでもChatGPTを使うべきという状況になっています

そういった中で、今回はこのChatGPTについて「どのようなものなのか?」「どのように使うのか?」「ビジネスでの活用方法」を説明したいと思います

「ChatGPTってそもそも何?」

「なんかよく分からないけどすごいAIなんでしょ」

という方に向けて、できるかぎり分かりやすく説明していきます

この記事の目的と目標

この記事は読者の皆様がChatGPTを使いこなすための方法を学び、ビジネスで活用するためのヒントを提供することが、本ブログの目的です

このブログを見ていただくことで、ChatGPTを使ってビジネス上の課題を解決するための具体的な方法を学び、仕事で大きな成果を出せるようになることを目標としています

このブログを読み終わった後には、みなさまには実際にChatGPTを実行していただき、ビジネスにおける様々な問題を解決してもらえることを期待しています

ChatGPT概要

なぜ話題になっているのか?

ChatGPT自体の説明をする前に、なぜこれほど話題になっているのかをお伝えします

話題になった一番の理由が、サービス開始直後5日間でユーザー数100万人を獲得したこと

さらには、史上最速のリリース後わずか2カ月で月間アクティブユーザー(MAU)が1億人を突破

※TikTokは9カ月、Instagramは2年6カ月かかっています

SOURCE:UBS

このように1億人以上が使うほどのサービスなので、数多くのメディアで話題となっています

さらに、このChatGPTを開発しているOpenAI社に対して、WindowsでおなじみのMicrosoft社が100億ドル(約1.3兆円)を出資するとのニュースも

世の中の期待が企業もユーザーも過去例を見ないレベルで異常に盛り上がっています!

ChatGPTとは何か?

一言で簡単に説明すると「Siriがめちゃくちゃ賢くなったもの」です

厳密に言うと、ChatGPT単体ではSiriみたいに音声入力ができなかったり、アラームセットなどのiPhone操作はできないですが

ChatGPTへ質問すると、回答が「人が書いているんじゃないか」って思うほど自然な文章で正確に返ってきます

<イメージ挿入>

なんで、その賢くなったSiriがそんなに話題になっているの?

別に新しいものじゃないじゃん!

確かにその通りです

今までもChatGPTに似たようなAI搭載のChatbotはありました

<イメージ挿入>

ですが、今までのChatbotは、いくつかの選択肢から選ぶようなものだったりとか、質問を入力しても正確な回答が全然返ってこなかったりとかで、人に代わるレベルで対応することは不可能でした

ですが、ChatGPTによって賢さのレベルが幼稚園児くらいから優秀な大学生レベルまで飛躍的に向上したため、さまざまなことができるようになったのです

ChatGPTが賢い理由をざっくり説明

「なぜChatGPTがここまで賢くなったのか?」

ChatGPT自体はチャットサービスで、その裏にはGPT3.5/GPT-4という自然言語処理モデルが組み込まれています

その自然言語処理モデルがGPT,GPT-2,GPT-3そして、GPT3.5,GPT-4と進化しました

その進化した理由をかなりざっくり説明すると以下の3つです(厳密にいえば多少違いますが)

  1. 学習精度の高いモデル(Transformer)が開発された
  2. 学習するデータの量を増やした
  3. 処理するコンピュータの計算能力を増やした

<挿絵>

これでもちょっと分かりにくいですね

人間に例えるなら

  1. 勉強するときの学習方法を効率的にした
  2. 読み込む参考書の数を増やした
  3. IQ(知能指数)が高くなった

<挿絵>

という感じ

性能が向上した理由を人間に例えると、なんとなく人間の成長過程と似ていませんか?

人間は勉強するにつれて、効率的に学習する方法を身に着けますし

年月が経てば、知識量も膨大になっていきます

IQの考え方は同じ年齢の人と比べて計測する方法なので、説明がややこしいですが

単純に同じ問題を解かせたときに8歳の子供と20歳の大人だと計算処理スピードは大人の方が高いです

このようにAIの改良を続けた結果、今の精度に至っているというわけです

※よい詳細に知りたい方は、松尾豊先生のコチラの資料をご覧ください

ChatGPTでできること

ChatGPTでできること

ChatGPTでできることは多岐に渡ります。

例を挙げると、以下のようなことが可能です

  • ブログ記事や小説などの文章作成
  • プレゼンの台本作成
  • 挨拶メールの作成
  • 情報収集・リサーチ
  • アイデア出し
  • 文章の添削・校正・要約
  • 翻訳
  • データ分析
  • ソースコード生成またバグの発見と修正など

他にもたくさんのことが可能で、人間関係の悩み相談などの使ったりする人もいるそうです

ChatGPTのビジネスの活用方法

このように様々な領域でChatGPTを活用することができますが、業務では主に以下のシーンでの利用が想定されます

情報収集の効率化

ChatGPTを活用することで、多量の情報の収集が容易になり、時間とコストを節約することができます。

例えば「ChatGPT」という言葉を調べたい場合

通常のブラウザ検索だと、検索窓に「ChatGPTとは」を入れて出てきたいくつかの候補を見て、それらしい内容のリンクをクリックして調べてました

ですが、ChatGPTの場合は「ChatGPTとは」と入力すれば、それらしい回答が自然な文章で返ってきます

<STEPのイメージ>

つまり、検索の手間が2段階省力されるということです

さらに、その回答を受けて「小学生でも分かるように60文字で教えて」と追加質問を入力すれば、ちゃんと前の内容を踏まえて回答を返してくれます

ChatGPTの『ChatGPTとは』への回答

上記のような追加アクションをしたい場合、通常の検索だといくつかの記事を読んでだ上で、使えそうなサイトから抜粋するか、もしくは自分で要約するしかないですよね

それがChatGPTだとこんなに簡単にできるんです!

現時点では、情報の信憑性が怪しかったり、情報元が不明確だったりするので、調べものをするのであれば、GPT-4を活用しているMicrosoftのブラウザEgdeのBingAIを使用するのが良いと思います

信憑性という面で2023年4月時点では、まだまだ検索エンジンに代わるレベルのものになってませんが、このままの勢いで精度が向上すると数年で従来の検索エンジンにとってかわる可能性が十分にあります

コミュニケーション支援: メールや報告書の作成

ChatGPTを使ったコミュニケーション支援の方法として、メールや報告書の作成があります。

ChatGPTを使うことで、ビジネス上で欠かせないコミュニケーションツールであるメールや報告書を、より効果的かつ効率的に作成することができます。

文章作成(報告書・メール文章など)

例えば、日々の業務報告において、一から十まですべて自分で作成しなくても、必要なキーワードを含めてどのような形式の文章を作成するのかの指示を出せばChatGPTが自動的に簡潔で分かりやすい報告書にまとめてくれます

<イメージ挿入>

文章添削・校正

また、自身で作成したメールや報告書などの資料で誤字脱字のチェック、さらには間違った文章を校正してくれるので、今まであった恥ずかしいミスがなくなります

<イメージ挿入>

文章要約・要点の抽出

論文などの長文の資料を読み込み、その中から必要な情報を抜き出すのは非常に時間のかかる仕事です

ChatGPTは、公開されているサイトやPDFの情報を読み取って、短い文章に要約したり、要点を箇条書きで抽出することが可能です

また、難しい内容でも「小学生でも分かるように」と指示すれば、分かりやすい表現に書き直してまとめることもできます

<イメージ挿入>

戦略立案と意思決定の支援

ChatGPTは、様々なデータや情報から意思決定や戦略立案に必要な知見を抽出することができます。

例えば、新たな事業展開を考えている場合、ChatGPTはその業界の動向や競合他社の情報、市場規模などを自動で収集し、分析することができます。

PEST分析

PEST分析とは、Politics(政治)、Economy(経済)、Society(社会)、Technology(技術)の4つの観点で市場環境を整理する分析手法で、俯瞰的な視点で市場を捉えるマクロ環境分析の一つです

ChatGPTへ「○○業界におけるPEST分析を実行して」と指示すればざっくりですが整理された分析結果が返ってきます

3C分析

3C分析とは自社・競合・市場の3つの視点で状況を整理する手法です

市場のニーズ、自社の強み弱み、競合の強み弱みを整理することで、狙うべき市場課題・ニーズを見つけることができます。

競合調査

企業名と必要項目を指定すれば簡単に競合調査が可能です

ただし、正しい情報が返ってこない場合があります(とくに2021年10月以降の情報)

それ故に後から数字の精査が必要ですが、エビデンスチェックは大変なので

裏ワザとしてChatGPTとBingAIを2つ活用して数字を確認したり、複数回実行して数字の変化を確かめる方法があります。不正確な数字の場合は実行する度に異なった数字が表れます

この方法は100%大丈夫とは言い切れないですが、簡単に正確性を上げることができます

その他

他にもVRIO分析やSWOT分析などもChatGPTを使って、短時間で実行することが可能です

その結果得られた情報をもとに、より効果的な戦略や意思決定を行うことができます。

ちなみに、一回の質問では精度の高い回答を得ることは難しいです

しかし、ChatGPTの癖を理解し、Step by Stepで質問していくことで詳細な分析が可能です

このあたりは別記事で、具体的なやり方等をまとめたいと思います

クリエイティブなアイデアの創出

ChatGPTは、膨大なデータや情報から新たなアイデアを創出することができます。

例えば、ある企業が新しい商品の商品名を決めたい場合、ChatGPTに対して「新商品の商品名を考えて」というプロンプトを与えることで、様々な商品名を自動生成することができます。

例えば以下のように聞いてみます

『運動したくない食生活も変えたくない人が簡単に痩せられるダイエット飲料について、プロのコピーライターの立場で奇抜な商品名を10個考えて』

『運動したくない食生活も変えたくない人が簡単に痩せられるダイエット飲料について、プロのコピーライターの立場で奇抜な商品名を10個考えて』へのChatGPTの回答

1分ほどでChatGPTが商品名と補足説明を考えてくれました

商品名だけじゃなく、補足説明があるのがいいですね!

味の指定はしていないと勝手に考えて「牛乳風味」とか「フルーツジュース風味」とか付けてくれますwww

聞くときに味や利用シーンなどの情報も加えると、より適切なアイデアを出してくれそうですね

個人的には8つ目の「エクストリーム・スリムドリンク」が斬新で好きです!

もっとぶっ飛んだ商品名を出してほしいので『さらに10個の商品名を日本映画のタイトルっぽい感じで考えて』と追加で聞いてみます

『さらに10個の商品名を日本映画のタイトルっぽい感じで考えて』へのChatGPTの回答

面白い商品名が増えましたね笑

「3:食べる女」とか「5:太ってもいいじゃないか」は逆説的で予想外でしたwww

「4:痩せても殺さないで」はSNSでバズりそうですね!

こんな感じで、そのまま使えそうなアイデアは無いですが、これらからヒントを貰って新しいアイデアが生まれそうですよね

これにより、新しいアイデアを生み出す時間や労力を大幅に削減し、より効率的かつクリエイティブなアイデアを創出することができます。

コーディング

プログラミングについては、エンジニアの仕事が奪われるんじゃないかってほど騒がれています

実際は、人が考えなければならない部分も多いので無くなることはないですが、それほどChatGPTがコーディング作業で活用できるということです

高度なプログラミングだけでなく、Excelの関数をChatGPTに教えてもらうこともできるので、エンジニアではない方だとExcelの計算や表作成などで活用してみてください

ChatGPTのリスクと注意点

情報セキュリティとプライバシー

OpenAI社でも、十分なセキュリティ対策、プライバシー保護の対応をしていますが、完全ではないのでしっかりリスクについて考慮する必要があります。

まず、ChatGPTの利用規約では、利用者が入力した情報を学習データとして活用することに同意が求められています

ChatGPTの学習データに活用するということは、つまり入力した情報が他の利用者に対して、回答として提示する可能性があるということです

なので、会社の機密情報や個人情報などの入力は必ず避けてください

とはいえ、ChatGPTは極めて強力なツールなので

使うのを完全に禁止するのではなく、業務でChatGPTを使う場合は、機密情報の部分をダミーのデータに置き換えて、出力結果を見ながら後で再び変換するなどの工夫が必要です

また、OpenAI社では、入力した内容を学習に使わないようにするオプトアウトの申請フォームも用意しているので、その申請を事前にしておけば更に情報漏洩のリスクは低減されます

  • リクエストフォームから直接OpenAI社にオプトアウト申請する
  • APIを介したサービス(BingAIなど)を利用する

の2点が対応としてあります

また、生成されたコンテンツが既存の著作権で保護されている作品と類似性が高い場合、著作権の侵害になる可能性があります。

誤った情報や偏った回答への対処

ChatGPTが提供する回答には、誤った情報や偏った判断の場合があります。

また、2023年4月時点でChatGPTは2021年9月までの情報しか持っていません。そのため、最新の情報やトピックに関しては正確な回答が得られないことがあります。

なので、ChatGPTの回答をそのまま鵜吞みにせず、回答の信頼性を確認する必要があります。

BingAI、Perplexityなどの文章生成AIは、回答の引用元のURLも明示されるので信頼性を求められる回答の場合は、こちらのサービスを利用するのがよいです

過度な依存の回避と人間の判断の重要性

ChatGPTは、多くの場合において、高度な情報処理能力を発揮することができます。

しかし、完全に自律的なAIであるわけではなく、入力されたデータや設計されたアルゴリズムに基づいて作動しているため、前段で述べたように偏った情報や誤った判断を下す可能性があります。

そのため、過度な依存を避け、ChatGPTの回答を必ずしも鵜呑みにせず、人間の判断力を活用することが重要です。ChatGPTはあくまでツールであり、人間の判断や知識を補完するものであることを忘れないようにしましょう。

また、プロンプトの設計に際しては、人工知能が利用できる範囲を限定し、プロンプトの流れや回答の要件によって、ユーザーが生み出すことのできる回答の範囲を限定する必要があります。

以上のように、プロンプトの作成には細かなステップが必要ですが、参加者がChatGPTを使って実践的なプロンプト作成を行うためのアドバイスを提供します。

さいごに

今後のChatGPT

ChatGPTは、AI技術の進歩とともにますます進化していくことが期待されています。

例えば、現在のChatGPTはあくまでテキストデータを入力として処理することができますが、今後は音声や画像など、より多様な入力形式に対応できるようになることが予想されます。

また、ChatGPTが生成するテキストデータの質も、より高度な自然言語処理技術の導入や、より大規模なトレーニングデータの使用により改善されていくことが期待されます。

このようなChatGPTの進化に伴い、今後もChatGPTをはじめとするAI技術は、ビジネスにおいてますます重要な役割を果たすことになるでしょう。

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